しわを消す化粧品を使う母

久々に実家に帰省してみると、実にいろいろなところが変化しているように思った。
家にいた子犬は昨年に病気で亡くなってしまったということは知っていたけれど、その犬のケージだったりがなくなっていることはもちろんのこと、給湯ボイラーが壊れてしまって、結果新しく変わっていたりもして、なんだかとても幼少期を過ごした自分の家とは思えない変化ぶりである。
そして、それ以外にも住んでいる人物に変化があり、祖母はだいぶ痴ほう症が進んでいるみたいで私の顔を覚えていなかったし、母親はしわを消す化粧品を愛用するようになっていて、洗面台には父親のものと思われる育毛剤が置かれていた。
やっぱり時というのは絶えず先に向かって流れているもので、決して後戻りするものではないということが、そこでわかったように思う。
まあそこまで大げさに語ることなのかどうかということはさておき、本当に思ったのはそれだけである。
一番母親がしわを消す化粧品を使っていたのには、同じ女性としてびっくりした。
見た目は変わらないのに、それがまさか化粧品による魔力だったとは思わなんだ。